生物の誕生と優生保護法問題

先日、友人のご両親のダイヤモンド婚式のお祝いがありました。ダイヤモンド婚は結婚60年です。75年になるとプラチナ婚式というそうです。60年間共に元気に過ごしてこられたことはとても素晴らしいですね。20数年の人生で出会ったたくさんの人たちの中から伴侶となる人をひとり選定した理由は何でしょう? それは偶然なのでしょうか、必然なのでしょうか。

 

宇宙は138億年前のビッグバンにより誕生し、46億年前に地球を含む太陽系が作られたと言われています。その後、地球はドロドロぐちゃぐちゃ熱々の状態の中さまざまな有機物を生成し蓄積していきました。そして、少しずつ海の温度が下がった40億年前、初めての生物であるバクテリアが誕生したと言われています。生命維持のためには水あり、熱すぎず寒冷すぎず、適切な重力がなければなりません。それは太陽と地球の程よい距離によって生まれているそうです。このように、宇宙の誕生は偶然かもしれませんが、生命の誕生はしかるべき条件がそろったことによる必然と言えるかもしれません。さらにバクテリアは種類を増やし、光合成をするバクテリアがせっせと酸素を生成するようになりました。これにより、大気中の酸素の割合が高まりオゾン層が作られ、太陽の有害な紫外線を防ぐことが可能になりました。つまり、地球は生物が生存するのに好条件な環境になったのです。

最初の生物は細胞がひとつだけの単細胞生物でしたが、それからさらに膨大な時間が過ぎて、5億4千万年前動物が誕生しました。動物もその後枝分かれし、哺乳類が誕生したのは2億3千万年前、人類が誕生したのは20万年前です。海の中で生まれたバクテリアは現在1000万種類もの生物に多様化しました。

 

 

生物の特徴のひとつに「子孫を残すこと(生殖)」があります。生殖には無性生殖と有性生殖があります。ヒトは遺伝子を混合し多様性を獲得できる有性生殖をします。もちろん私たちは生物学的視点のヒトであるだけでなく、高度な思考をもつ人間なので、生殖について選択する自由を持っています。自由権は人間誰もが平等に持っているものなのです。

 

ところが、この「子を産み育てる権利」を一方的に侵害された人たちがいます。2018年以降、各地で優生保護法による強制不妊手術違憲訴訟が行われてきました。そして、5月29日、最高裁において、札幌、仙台、東京、大阪の高等裁判所で判決が出され上告されている5件について当事者の主張を聞く口頭弁論が行われます。終了後の報告集会はZOOMウェビナーで視聴することができます。

冒頭の友人も私も、法に負けなかった両親や両親を守ってくれた人たちのおかげで、今を生きています。優生保護法は看過できない問題です。

会長  宮澤典子

 

5.29口頭弁論・報告集会 17:00~

Zoomウェビナー

 

https://us02web.zoom.us/j/89197009834