【Noricoda MINI】ダイバーシティ(多様性)

近年、「ダイバーシティ(多様性)」という言葉をよく見聞きするようになりましたね。ダイバーシティとは、一人ひとりが持っている違いを認め尊重しようという考え方のことです。日本人は同質性を好む傾向がありますので、多様性を受け入れることはハードルが高いかもしれません。しかし、私たちはろう者や手話と出会い、ろう者のことを受け入れてきました。まさに自分と異なる人たちや言語を理解し受け入れようとするダイバーシティを実践していると言えます。また、宮通研は会員の属性やバックグランドも多様です。組織の構成員が多様だと、その組織の感性や実行力に幅と奥行きが生まれます。しかし、自分とは異なる意見や異なる行動は直感的に否定しがちです。そのようなとき、イントラパーソナル・ダイバーシティ(個人内多様性)を考えてみてはどうでしょうか。自分自身の中にもいろいろな側面があり、均一ではないことに気づきます。自分で自分の多様性も認めたい。ならば他の人の多様性も認めて、お互いにその力を発揮すれば百四十人力の組織になるのではないか、などと最近にやにやしているところです。             会長  宮澤典子