会長は 今日も前向き

2026年7月号

『とっておきのペアは、小学生!?』

25回を数えた「とっておきの音楽祭」、参加したみなさん、お疲れ様でした。天気ばかりはどうしようもないけれど、年1回、こうやってみんなで何かをするというのはなかなかいいものです。私も手話ボラで参加して、嬉しいことがありました。ペアを組んだのは、大学生と小学生! 実はこの小学生とは、去年のとっておきでもペアを組み、今年もまた一緒に楽しむことになりました。演奏開始まで一緒にあれこれと練習をして、(これはどうするんですか?なんて聞いてくれるのがカワイイ~!)やる気満タンのふたりがMCの部分のほとんどを担当してくれました。ふたりとも回を重ねるごとに手話を表現することにどんどん慣れてきて、前に出ていくさまもどんどん動きがよくなって、ひっこんでくるたびにちょっと照れたような笑顔を見せてくれるのが、何だかとても嬉しくて…。なんだか楽しくなってきた私は出演者のダンスを真似して踊ったりしていたらすっかり筋肉痛になりました。

 

 

さて、そんな6月7日(日)に、もうひとつの嬉しいできごとがありました。河北新報のNIE特集「こども新聞 週刊かほピョンプレス」、もう読みましたか? とっておきの集合時間が朝早かったので、新聞を開かず家を出た方がほとんどかもしれません。今回は「お仕事調べ隊」のコーナーで、なんと手話通訳士が取り上げられました。みんなは手話通訳士って知ってる?という書き出しで、宮城県聴覚障害者情報センターで働く高田ルリ子さんが登場しました。高田さんは、宮通研でも登通班の班長さんとして活躍しています。記事は、小学生に伝わるよう丁寧な書きぶりで、手話通訳についてや、手話通訳士の資格について、また高田さんが手話を始めたきっかけなども書かれています。見逃した!という方は、ぜひ情報センターにお出かけください。

 

若手の手話通訳者を育て増やしていく取り組みは、全国的に課題になっています。その裾野には、とっておきで出会った小学生だったり、かほピョンプレスを読んで手話に興味を持ってくれる子どもたちがいます。きっかけは「手話」、そこから世界を広げて聞こえない人たちの暮らしを一緒に考えていけるようにしていくのが、私たち宮通研の腕の見せどころかもしれません。

まっつーとしほちゃん、来年も会えるかな?

 

会長  庄子陽子


2026年5月号

宮通研 新会長のごあいさつ
「まだまだ伸びしろあり!?」

このたび、宮通研5代目の会長となりました庄子です。まだ「会長の」と自己紹介をすることに慣れず、きょろきょろしながらのスタートです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 20代半ばで宮通研に入会したとき、私は「末っ子」でした。多彩な先輩方の姿を見て、かっこいいなあとかすてきだなあとか、のびのびと活動をさせてもらいました。東北ろうあ者大会など大きな大会があるたびに実行委員会に入って、手話が読めずにろう者に通訳をしてもらうありさまでしたが、活動は楽しいものだと教えてもらいました。

そんな末っ子が、神奈川県川崎市に居を移すことになったとき、それまであまり接点のなかった先輩が、川崎市の手話サークルを紹介してくれました。当時、事務局長だった宮澤さんは、神通研に連絡をしてくれていて、私はすぐに川崎市でも「みやぎから来た人ね」と言われながら、のびのびと楽しく手話を続けることができました。情報提供施設というものを知り、月2回(!)の登録手話通訳者の現任研修があって、手話通訳者として活動をするなかで、たくさん仲間ができました。

 

 30代になって仙台に戻ってきたときには、旧知の仲間のほかに、若い仲間がたくさん増えていて、そこで私は、もう末っ子じゃなくなっていることに気づきました。折しも仙台で全通研夏集会(現在のサマーフォーラム)が開催され「みんなで何かに取り組む」という機会がありました。数年間のブランクもなく、私はするっと「みやぎの人」に戻ることができました。

 

 そして、東日本大震災がありました。支援活動をするなかで、私は何度も仲間に助けられました。全国に仲間がいるんだと感じたのもこの時です。宮城に情報提供施設ができたときも、そこで働き始めてからも、私がここまで続けてこられたのは、一緒に笑い、一緒に泣いて、一緒に怒ってくれて、いつでも支えてくれる宮通研の仲間、離れていても支えてくれる仲間、そして時々「がんばってるね」とほめてくれるろう者がいたからだと思います。

 

 20数年の間、私は宮通研に育ててもらいました。ここで会長になったのも、まだまだ伸びしろがあると思ってもらえたということなのかもしれません。これからも、みんなで一緒に学び、さまざまな活動を通して、顔を合わせる機会を作り、たくさん話をしたいと思います。

今年の目標は、すべての地域班の例会におじゃますること!

どうぞよろしくお願いいたします!

会長  庄子 陽子